2017年07月20日

老いるということ その2

 若い頃から、「手」がきれいな方ではなかった。 「白魚のように」と表現されるほど、指が
スウーッと伸びて美しい人が確かにいる。 その爪に赤いマニキュアが塗られると、更に
その手は美しい。

 反面、私の手のことだが、年を重ねるごとに手の甲にシワが出来、その上いつの間にか
点々と大小の焦げ茶色のシミができている。 今、自分の手を人前に出す機会があると一瞬
恥ずかしいと思う。 その途端、「いや、老いを恥ずかしがってはいけない」と思い直す。

 いつ、どこでそういう知識を得たのか覚えていないが、子どもの頃から、「老人性のシミは
長寿の証拠」と聞き覚えている。 プールで、水着から出ている足のあちこちにもシミが目に
付くようになった。

 それともう一つ、根拠も何もないが、「耳の大きい人は長生きする」と言われている。 
今、月曜から金曜まで、お昼の12時半から「やすらぎの郷」という老人ホームを舞台にした
テレビドラマが放映されている。 その進行役である石坂浩二さんの耳が、とても大きいことに
気付いた。 だから、つい石坂さんの耳に目がいってしまう。

 そういえば、 父方の叔父は私が子供の頃からおじいさんのような感じだったが、耳の大きい
人で長生きの人生であった。 私の耳は、普通サイズだと思うが、シミだけは増え続けている
ようで嘆かわしい。

 現在、私は70歳。 高齢社会にあって、それほど長生きは望んでいないのだが・・・


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Posted by 熊本県高齢者介護施設・住宅ガイド at 10:59 │おしゃべり通信(KOGA)