2017年08月18日

施設入居者・家族・職員の気持ち

 前回、このコーナーで宮崎大学医学部の医学生が企画・編集した「患者さんの気持ち・
看護婦さんの気持ち・お医者さんの気持ち」 という冊子の紹介をした。 医療の現場には
たくさんの、伝えたくても伝えられない「心の声」があるのと同様に、高齢者介護の現場にも
また、たくさんの「心の声」があるだろう。

 高齢社会にあって、高齢者の居場所が、それまで暮らしていた「自宅」を離れ、「施設」と
いう大きな建物に移住せざるを得ない様々な事情がある。 多くの入居者が、「我が家に
帰りたい」 と望んでおり、家族も本当はそうしてあげたいと思っていても、自立が難しくなった
高齢者の介護は負担が大きい。

 職員は、入居者の安全と健康に気配りしながら寝食を共にしている。 そういう日々の営みの
中で、入居者はどんな思いで暮らしているのか、家族は施設の対応にどんな願いや要望が
あるのか、職員は職場環境や入居者・家族との関り等について、どういう思いを抱いて接して
いるのか、「心の声」をまとめることができたら、興味深い物になると思う。

 これから介護が必要になってくる世代や、実際どうしたらいいか悩んでいる人たち、そして
介護の現場を全く知らない人にも参考になるのではないかと思う。


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Posted by 熊本県高齢者介護施設・住宅ガイド at 13:49 │おしゃべり通信(KOGA)