2017年11月24日

お参り

 私には、「信仰心」があまりないようだ。 未だに神仏にお参りする時、何と言っていいか
わからない。 毎朝、ウォーキングするコースの途中に2か所、お地蔵様か仏様を祀ってある
小さな祠がある。 そこで立ち止まって、無言で手を合わせているだけである。

 時々同行している友人は、まず「おはようございます。」 と言って、何かつぶやいて拝んで
いる。 また、私と一緒に 「写経」 を始めて20年になる友人と、月1回お寺さんに 「写経」 を
届けているが、彼女はとても信心深くて、仏様の前で必ず願い事を声に出して言っている。

 それは、孫が小さい頃は「アトピーが治りますように。」 と願い、成長したら今度は「就職が
決まりますように。」 と祈っている。 隣に座っている私は、不謹慎にも小さな笑いがこみ上げて
くる時がある。

 彼女の願いは叶って孫はアトピーが治り、就職も決まった。 彼女は手を合わせて、お礼を
言う事も忘れない。

 信仰心のない私であるが、義母が69歳で亡くなって以来25年間、祥月命日にはお墓参りを
欠かした事はない。 花が好きだった義母に、毎月お花を供えている。

 この墓に2年半前、夫が入ってしまったので、今は夫に向かって手を合わせている。 この時は、
「どうぞ安らかにお過ごしください。 そしてこちらも安らかに過ごせますように。」 と心の中で
つぶやいているが、墓を去る時は、いつも去りがたい思いにとらわれている。



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Posted by 熊本県高齢者介護施設・住宅ガイド at 11:55 │おしゃべり通信(KOGA)