2018年08月10日

盆饅頭 と 盆だご

 8月初旬、県南のグループホームを訪ねた。

 利用者の皆さんと一緒に昼食を戴きながら、壁に 「10日、盆饅頭 13日、盆だご」 という
張り紙があるのに気付いた。 「饅頭とだごは、どう違うんですか?」 とお尋ねしたら、向かい
合って座っていたお二人が交互に教えてくださった。

 盆饅頭はお盆の13日、「迎え饅頭」として中に餡を入れた蒸かし饅頭。 盆だごは15日、
「送りだご」として、米粉とメリケン粉をこねて小さくまるめたもの。 

 このだごには、あらかじめ山から採ってきた柏の葉を乾燥させておいて、一晩水につけて
あく抜きをして、こねて丸めただごを挟み、熱湯で湯がくのだという。 そして、きな粉や黒砂糖を
つけて食べる。

 送りだごは二つのだごにひもをかけ、肩から掛ける振り分け荷物のようにしておき、ご先祖が
お帰りになる時のお土産として準備するのだという。

 それをホームでは、毎年お盆の時期に作っているとの事で、昨年の写真を見せてもらった。 
利用者の皆さんが、エプロン掛けで生き生きと饅頭・だご作りに取り組んでおられる様子が
わかった。

 「日々の暮らしの中でも利用者さん方から学ぶことが多いんですよ。」 と職員さんから伺って、
リビングでの和やかな雰囲気が伝わってきた。


      KOGA


同じカテゴリー(おしゃべり通信(KOGA))の記事画像
ポピーの開花
同じカテゴリー(おしゃべり通信(KOGA))の記事
 区役 (2021-05-12 10:40)
 ハルちゃん (2021-04-28 10:26)
 母の薬代 (2021-04-21 10:12)
 竹の子 (2021-04-12 15:10)
 観葉植物の植え替え (2021-03-31 14:00)
 地震の恐怖 (2021-03-22 14:17)

Posted by 熊本県高齢者介護施設・住宅ガイド at 16:18 │おしゃべり通信(KOGA)