2019年10月03日

年を取るという事

 毎年、春は筍、秋は栗を送ってくれる友人がいる。 筍も栗も、玉名にあるご主人の実家
から収穫している。 一人暮らしの長かったご主人のお母さんは、数年前に亡くなって今は
空き家だが、時季が来ると夫婦で出かけて筍を掘り出し、栗を拾って親戚・友人・知人たち
に送っている。

 今年も見事な栗が届いた。 これ等の1つ1つ、トゲがあるイガから取り出しているのだと
思うと、有り難さとともに申し訳ない気持ちになる。

 今年も箱の中に手紙が入っていた。

    「70歳を過ぎたら、実家に畑仕事に行くのが苦になり、楽しみにして植えた野菜類も
     立ち枯れしています。 主人も体力がなくなって、草刈りもさぼりがちです。 
 
     周囲の畑を見ても雑草が伸び放題の所もあって、 『どこも同じバイ』 が口ぐせに
     なり、 『もうちょっと涼しくなってからにする』 と言っています。

     『熱中症で倒れたら笑われるバイ』 『病気しないのが一番大事』 ということでこの
     夏を過ごしました。」

 と書いてあった。

 私も今年の夏は腰を痛めて、庭の草取りが出来なかった。 シルバーセンターに頼んだら
1か月待ちだと言われて、荒れた庭は見て見ぬふりをしている。 栗が届いたお礼の電話で
同い年の友人と 「ほんと、70歳過ぎたら無理が利かなくなってきつかね。」 と語り合った。

 新鮮な栗はホクホクとおいしかった。



       KOGA


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Posted by 熊本県高齢者介護施設・住宅ガイド at 11:53 │おしゃべり通信(KOGA)