2019年10月23日

10本の足指に名前

 毎土曜日の夕刊で 「新・地図のない旅」 という五木寛之氏のエッセーが始まり、38回目と
なった今回は 「人はカラダと二人連れ」 というタイトルだった。

 「趣味は養生、と昔から言ったり書いたりしてきた。」 という書き出しである。 辞書によると
「養生」 とは健康の維持・増進を図る事である。

 このエッセーで私がおもしろいと感じたのは、夜寝る前に足の指一本一本を感謝しながら
揉んでいるとのこと。 しかもそれぞれの指に名前を付けて、左足の指は親指から順番に
一郎、次郎、三郎、四郎、と呼ぶ。 小指が吾郎ちゃんだ。

 右足は、親指が一美(かずみ)、次が二美(ふみ)、そして三美(みみ)、四美(よつみ)と続く。
小指を五美(ごみ)と命名した、と書いたら、お叱りの手紙が殺到した。 いくらなんでも「ごみ」
はひどい。 確かにその通りだと反省して、「イツミ」 と呼ぶことにした、と書いてあった。

 現在87歳の大作家が、左足指に男の子の名前、右足指に女の子の名前を付けて、毎晩
寝る前に 「一日ご苦労さんだったね。」 と声を掛けながら揉みほぐしているとのこと。
何だか笑える。 本当だろうかと思う。

 身体で大事なのは中心ではなく、末端である。 というのが彼の持論だそうである。



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Posted by 熊本県高齢者介護施設・住宅ガイド at 15:24 │おしゃべり通信(KOGA)