2020年05月18日

コロナ禍の日々

 5月も中旬を過ぎた。 4月初旬から外に出掛ける機会が減り、長い1か月だった。

 母が入居している熊本市内の老人ホームも2月中旬から面会禁止になっていて、週1~2回、
施設の玄関口で洗濯物の受け渡しの為に出掛けるだけだ。 そのついでに買い物も済ませるので、
家の中で過ごす時間が多くなった。

 朝のひと仕事が終わったら 「写経」 をして、昼食前まで本を読む。 図書館も閉館したままなので、
夫がよく読んでいた時代小説の文庫本に手を伸ばしてみた。 これまで時代物にあまり関心は
なかったが、読んでみると案外おもしろい。

 昼食を終えてまた読書に戻り、3時頃になったら洗濯物を取り入れてウォーキングに出る。
私が歩く農道ではめったに人に会わない。 帰ったらまた、読書の続きをする。

 一人暮らしの私は、 「あーあ、今日は誰ともしゃべらなかったなあ。 そろそろ夕飯の支度でも
始めようかな。」 と思っていた夕方5時頃、電話が鳴った。 携帯に親しい友人の名前があり、
もうそれだけでパッと気持ちが明るくなった。

 「こんにゃくを作ったから取りにおいで。」 と言う。 すぐ飛んで行った。 お互いマスク顔で、
ご主人も交えてしばらくたわいないおしゃべりで笑い合った。 その日の夕食は、彼女が作った
こんにゃくと蕗のつくだ煮、そして赤飯までいただいて心が温まった。

 誰とも会わない、誰ともしゃべらない日は寂しい。 友人たちに 「どうしてる?」 と電話する事が
多くなった。



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Posted by 熊本県高齢者介護施設・住宅ガイド at 11:08│Comments(0)おしゃべり通信(KOGA)
 
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