2020年12月25日

素敵なお婆さんになりたい

 突然の腰痛で、コロナの自粛でもないのに家から出ないでじっとしているのはつらかった。
図書館にも行けないので自分の書棚を眺めてみた。 
そこで目についたのが 「素敵なお婆さんになりたい」 という本だった。

 著者は松原淳子さん。 私と同い年で現在73歳であるが、この本が書かれたのは彼女が
52歳の時である。 平成11年7月に購入している。 読み進んでいくうちに、次の文章が
目に留まった。

 「先日、1年ぶりに憧れの年上の女性に会った。 彼女は55歳くらいだろうか。 いつも
若々しくて品の良いインテリである。

昨年会った時は、いつものように素敵だなあと感じたのに、先日会った時は、彼女の顔の
中にまぎれもなく 『おばあさん』 を見てしまったのである。 白髪の量やシワの数で老けたと
思ったのではない。 口元に 『おばあさん』 を感じたのだ。」

 このくだり (件) を読んで、私はハッとした。 今、まさに私が鏡を見て一番老いを感じるのは
口元なのだ。 現在の松原氏の口元はどうなのだろうか。 どのような素敵なお婆さんになって
おられるか会ってみたい気がする。

 それにしても52歳の時、この本のタイトルのように 「素敵なお婆さんになりたいと思って
買ったんだろうな・・・」 と感慨深いものがあった。

 本のタイトルの下に 「老いは心の持ち方しだい」 のひとことが付け加えられていた。



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Posted by 熊本県高齢者介護施設・住宅ガイド at 14:39 │おしゃべり通信(KOGA)