障害と障がいの違い

熊本県高齢者介護施設・住宅ガイド

2020年11月17日 15:05

 私が居住する宇城市の広報11月号は、 「普通って何だろう」 という 「発達障がいを知り
共に働く」 の特集が組まれていた。

 熊本県障がい支援課によると、県では平成20年から 「害」 には負のイメージがあるため、
人や人の状態を表す場合には固有名詞や専門用語などを除いてひらがな書きをするように
なったという。

 この記事を読んだ日のNHKテレビ 「クマロク」 で障がい者の絵の展示会が紹介された。
その時の表示が 「障害者」となっていて、放送局でも県の対応とは違っているのだなあと
思った。 その次の日、熊日新聞でもやはり 「障害者」 という漢字表記だった。

 いつの頃からか思い出せないが、 「呆け」 を 「認知症」 に言い換えるのは比較的浸透が
早かったように思う。 「呆け防止に〇〇している」 という人はいるが、認知症の人を 「呆けて
いる」 と言う人はほとんどいなくなった。

 表現(ことば)だけ言い換えても、その症状や状態について本当に理解がなければ寄り添う
事は出来ないのではないかと思うが、せっかく障害の 「害」 の字を 「がい」 にしようという県の
提唱があるのだから、広く普及していけばいいなあと思う。



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