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Posted by おてもやん at

2017年01月24日

お一人様 女性限定の旅

 10月中旬、熊日の広告欄に「お一人様、女性限定、シンガポール&マレーシアの旅
5日間」の募集が掲載されていた。 私は、1年半前に夫を亡くして一人暮らしだし、女性
だし、そして60代最後の年だし・・と考えて、「行こう」と即断した。

 旅程は、11月26日から30日まで。参加者は18名だった。 それぞれ「お一人様」として
申し込んでいるはずだが、中には友人と2人一緒の人もいたし、事前の「旅行説明会」で
知り合ってそのまま旅行中ずっと一緒のペアもいた。

 シンガポールでの朝食時、ペアの所に「ご一緒させてください。」と言って、同席して朝食を
とりながら、私がこの旅へ参加した動機を話した。 すると、Aさんが、「私は、500円玉貯金
で来たんですよ。」と言われた。 数十万円分の500円玉が貯まっていたとは驚きだった。

 Bさんは、ご主人の建設業がバブルではじけて自己破産の形を取り、それから食費は一人
一日500円の生活を続けた。 しばらくして税理士さんの助けを借りて、再建したけれども
心が晴れず、癒しの為に参加したという事だった。

 次の日のランチの時、Cさんは、5年前にご主人を白血病で亡くしたという事を話してくれた。
発病からわずか3か月だったという。 それまで、旅行が好きであちこち出かけていたが、
出かける気がしなくなって、やっとこの旅に参加してみようと思ったという。

 それぞれが、様々な思いを持って参加した18名の中・高年女性たちは、みんな良く食べて
良くしゃべり、良く笑った。 一期一会ではあったが、一人参加の旅も悪くないと思った5日間
だった。


                                    KOGA
  


Posted by 熊本県高齢者介護施設・住宅ガイド at 14:41おしゃべり通信(KOGA)

2017年01月17日

タオル頭巾の輪 その6

 「タオル頭巾の輪その4」で、阿蘇の一の宮小学校5年生の児童たちが、家庭科の
時間に「タオル頭巾」作りをした話を紹介した。 その後、ゲストティーチャーを務めた
松下玲子さんから、「後日談があるんですよ。」と便りが届いた。

 「タオル頭巾が、海を渡りました。」とある。 ニュージーランドも大きな地震があり、
阿蘇の地へ学生たちが調査に来て、その内3人の女子大生が農家民泊を経営して
いるYさん宅に民泊したという。

 3人は、たまたまこの家の女の子が学校で習ったばかりの「タオル頭巾」を一緒に
作った。 Yさん宅は、「災害モデル地区」にあたっており、その時に「防災訓練」が
あって、彼女たちも早速自分たちで作った頭巾をかぶって参加し、地元の皆さんに
好評だったとのこと。

 お別れの時、おみやげとしてタオル頭巾5枚をプレゼントしたところ、「ニュージー
ランドに5枚しかない頭巾だ。」と、喜ばれたという。

 思いがけなく、海外まで広がりを見せたタオル頭巾の輪。人と人の繋がりに不思議な
縁を感じている。


                          KOGA  


Posted by 熊本県高齢者介護施設・住宅ガイド at 10:50タオル頭巾の輪

2017年01月06日

タオル頭巾の輪 その5

 熊本学園大学では、数年前から図書館を会場にして「学生と社会人の新聞カフェ」が
開かれている。(月2回、土曜日)  新聞をテーマにした講師手作りの資料を基にした
参加型のカフェで、私のような中・高年と若い学生さん方では、記事への関心や捉え方の
違いがあり、毎回2時間の講座に飽くことがなく、楽しい学びの場となっている。

 先日、講師にお願いして、参加者の皆さんに「タオル頭巾」の紹介をさせていただく機会
を得た。 背の高い男子学生さんが嫌がりもせず、頭巾を被るモデルを引き受けてくれた
ので、皆さんにしっかり伝わったように思う。






 その後、作り方や頭巾の効用などを書いた資料を配布し、持参した頭巾を実際に手に
取ったり、被ったりして体感してもらった。

 「新聞カフェ」参加者から、また少しずつ「タオル頭巾」の輪が広がっていくよう願っている。


                             KOGA  


Posted by 熊本県高齢者介護施設・住宅ガイド at 11:23タオル頭巾の輪