2021年04月28日

ハルちゃん

 友人宅にひ孫が生まれた。 名前は、ハルちゃん。 生後8か月である。 
福岡に住んでいるが、先日、実家に帰ってきていて私も会うことが出来た。 ママに抱かれて
玄関先で会ったが、コロナ禍にあってあまり近寄れない。

 ハルちゃんはじっと見つめてくれる。 澄んだ瞳がきれいだ。 かわいい。 抱っこしたい。
ふくよかな頬を指でチョン、チョンしたい。 今、ハルちゃんに私のマスク顔はどういう風に見えて
いるのだろう。

 ハルちゃん、私のマスクの下は笑顔だよ。 「かわいいねえ」 という声のトーンでわかってくれる
かなあ。 48年前、私が長男を産んだ時、初孫を抱きながら母が言った言葉がよみがえる。

 「赤ちゃんは、自分の側にいる人を覚えようと思ってじっと見るんだよ。」 
そうか、ハルちゃんも自分に声を掛けてくれる人を一人ひとり覚えていこうと思ってじっと見つめて
くれるんだね。

 ハルちゃんが生まれる時、彼のじいちゃん、ばあちゃんは福岡まで会いに行けなかった。 
ママから送られてくるスマホの動画でしか会えなかった。 私も友人宅に行く度にその動画を見せて
もらった。

 生後3か月の頃、初めて帰って来た時もマスク顔でハルちゃんに会った。 かわいかった。
コロナ禍の中で生まれた赤ちゃんたちは、生まれたその時から周りの人たちの多くはマスク姿だ。
感情がわかりにくい中で、赤ちゃんたちの感性はどのように育まれていくのだろうか。

 ハルちゃんの健やかな成長を願っている。



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Posted by 熊本県高齢者介護施設・住宅ガイド at 10:26 │おしゃべり通信(KOGA)