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Posted by おてもやん at

2017年10月23日

本が好き

 早朝、ウォーキングのために外に出た。 空に白っぽい、丸い月が浮かんでいる。
歩きながら子どもの頃、何かの本で読んだある光景を思い出した。

 田舎の夜道、母と子が歩いている。 子どもが、「ねえ、母さん。 月はどうして僕たちに
付いてくるの?」 と尋ねるシーン。 ただそれだけの事だが、ずっと心に残っている。

 もう一つは、小学校一年の教科書に載っていた「北風と太陽」。 北風と太陽が、どちらが
強いか競争することになった。 下界を見ると、ちょうど外套を着た一人の男が歩いている。
その外套を先に脱がせた方が勝者になるという物語だ。

 北風は、精一杯の力で外套を脱がせようと吹きまくる。男はしっかり外套を握りしめて
離さない。 次に太陽は温かい日差しを送り続け、ついに男は外套を脱いだ、という話だ。

 この物語が、私を本好きにさせたきっかけだった。 それを知った父は、貧しい家計の
中から 「グリム童話」 「アンデルセン」 「イソップ物語」等の本を買い与えてくれた。

 本屋さんに行って、自分で初めて選んで買った本は、「イワンのばか」である。その時、
私はこの本の著者が世界的文豪のトルストイだとは知らなかった。

 70歳の今日まで、本はずっと私の暮らしと共にある。 そんな事をとりとめもなく考えながら
ウォーキングを終えて我が家に戻って来た時、やはり、おぼろげな月は私に付いてきていた。



          KOGA
  


Posted by 熊本県高齢者介護施設・住宅ガイド at 16:51おしゃべり通信(KOGA)

2017年10月10日

選挙の立会人

 地域の区長から電話があった。 「お願いがあるんですけど。 今度、衆議院選挙がある
でしょ。」  「え? もう投票依頼?」 と瞬時に思ったが、違った。 それは、選挙の立会人に
なってくれないか、という依頼だった。 男女共同参画を踏まえて、行政から、「女性を出して
ほしい」 と言われたのだと言う。

 承諾して数日後、市役所から「立会人受諾書」が届いた。 必要事項を記入していくのだが、
その中に「あなたの支持政党はどこですか?」 という設問があった。 投票に訪れる人達に、
立会人がどの政党を支持しているか、関心を持つ人がいるのだろうかと思った。 そして、
投票に立会人の支持政党は関係ないだろうと思った。

 「受諾書」 の提出は郵送でもよかったが、市の 「選挙管理委員会」 に直接持っていって、
「素朴な疑問ですが、これは必要ですか?」 と聞いた。 

 「立会人は、同じ政党の者ばかりであってはならない」 と、公職選挙法に定められているの
だという。 この依頼がなければ、知ることもなかった。

 今度の選挙は、政権交代を目指し、新党立ち上げに伴って様々な異例づくしの、混迷を極めた
選挙になると思われる。 投票率が気になるところだが、 「立会人」 として真摯にその務めを
全うしようと思う。



          KOGA  


Posted by 熊本県高齢者介護施設・住宅ガイド at 11:03おしゃべり通信(KOGA)