2019年09月12日

身体の老化

 ほとんど毎日通っているプールが週に1度休館日なので、その日は近くの温泉に行く事に
している。 山を切り開いて作られた温泉の露天風呂は、周囲が木々に囲まれ、その隙間から
青空が見えて開放感がある。

 先日、その露天風呂で裸の中年女性が二人、おしゃべりに興じており、時々楽しそうに笑い
合っていた。 それをぼんやり眺めながら、お湯の滑らかな温かさを心地よく感じつつ、私は
誰かを誘って来る事はないなあと思った。

 理由の1つは入浴時間が短いという事。 それは自宅の風呂でも同じだが、15分くらいで
上がりたくなり、お風呂でのんびりリラックスできない性分である。

 もう1つの理由は、身体の衰えを見られたくない。 温泉の洗い場の鏡には全身が映る。
上半身はそれほどでもないが、下腹部のたるみは二重・三重になっていて直視できないくらいで、
これが今の自分の姿かと現実を思い知らされるのだ。

 もちろん、年齢相応の老化だと思うが、いくつになっても羞恥心は失いたくない。いつの日か、
施設入所になった場合のことを考えると、入浴介助は男性ではなく、女性介助をお願いしたい。
 
週に一度、温泉に行くのは、身体の老化をしっかりと見つめ、確認することで、自然に自分の
老いを受け止める事に繋がるような気がしている。



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Posted by 熊本県高齢者介護施設・住宅ガイド at 13:45 │おしゃべり通信(KOGA)